かわいいきりちゃん。
忍たまのきりちゃんメインのブログです。
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僕の役割
「団蔵、算数のプリント、見せて」
「おう!いいぞ!」


「団蔵、先に席、とっておいて」
「おう!いいぞ!」


団蔵はなんだってこんな調子。きり丸に優しいから。でも、優しいなんて言葉で思っているのは、団蔵ときり丸だけで、僕からみれば「いいなり」としかいいようがないんだけどね。
「なぁ、団蔵、これさ、団蔵にあげるよ」
きり丸はバイト先でもらったものも、団蔵にならあげるときがある。あのケチなきり丸が。ドケチなきり丸が。それでも、たいていは団蔵がことわってしまうのだけど。
「いいよ、きり丸が大事にしなよ」
なんて言って。大事にするほどの物じゃない事がほとんどなんだけど。それでも、僕はきり丸に何ももらった事がないなぁ。
そんな二人がケンカになるなんてクラス中、驚きだよ。
「もういい!!団蔵なんて大嫌い!!」
「きり丸、そんな事言ったって無理は無理だろ?」
「団蔵のバカ!意地悪!!」

あ~あ、きり丸、飛び出して行っちゃった。きり丸が飛び出していった扉に向かって
「きり丸のわからずや・・・」
なんて呟く団蔵。言い返すならもっと、大声でないと聞こえないと思うよ。でも、団蔵はきり丸に言ったんじゃないから。なんとなく、言っただけで。別にきり丸に言ったんじゃなかったんだよね。
団蔵ってけっこう、ケンカっ早いんだけど。けっこう、短気なんだけど。きり丸に対してはいつだってこんな感じ。
 きり丸は今ごろ、どっかでふて腐れている。きっと、土井先生の所にも行ってない。だって、さっきのケンカはきり丸のワガママだったもの。そんな時に土井先生の所に行ったら
『団蔵に謝れよぉ』
なんて言われるから。だから、どっかで、体操すわりでふて腐れているだろうな。ちょっぴり、泣きべそで。探しに行こうかな?でも、そんなのは乱太郎としんべエの役目かな?
ああ、やっぱり、二人が教室から出て行った。そうだね、もうすぐ掃除時間が終わるから。土井先生がホームルームに来ちゃうから。早く連れ戻さないといけない。じゃあ、僕はなんの役だろう?団蔵の事にかまうのは、団蔵の一番の友達、虎若。虎若は部屋も一緒だし、まぁ、そうなるだろうね。掃除を仕切るのは学級委員長の庄左ェ門。は組の事を仕切るのは、たいていなんだって庄左ェ門だから。それが、は組の普通。言ってみれば、きり丸の事を慰めるのが二人なのも、団蔵に気を使うのが虎若なのも、は組の普通。普通じゃないのは、きり丸と団蔵がケンカするって事。じゃあ、僕の普通はなんだろう?
「真面目に掃除、してるか?」
あ~あ、土井先生が来ちゃった。きり丸、怒られないといいけど。
「あっ!あの三人がいない!また、サボりか!!」
ほらね、もう見付かっちゃった。土井先生はいつだって、きり丸をちゃんと見張ってるんだから。きり丸がイタズラをしたりしたら、どこにいたって飛んでくるんだから。団蔵に言わせれば「きり丸のお母さん」だから。でもね、先生。普通、10歳の子供のお母さんはもうちょっと厳しいよ。そんなに甘やかさないよ。先生ったらまるで、きり丸が赤ちゃんだと思っているみたいなときがあるんだから。
「違うんです、先生」
ああ、やっぱり、こんな時は兵太夫が先生に話をするんだね。いつもそうなんだ。兵太夫は説明が上手だからね。これだって、は組の普通。
それでも、先生は怒ったふりをするんだ。本当は怒ってないけどね。先生はきり丸に甘い事を自分で気にしているから。他の生徒達に『きり丸に甘い』って思われたくないから。僕、そんな風に気を使う先生って好きだな。
「先生、三人がいなくても大丈夫です。ナメちゃんたちが掃除を手伝ってくれますから~」
先生をいつも呆れさせる喜三太。いつも『ナメちゃんたちがいるから大丈夫』なんだから。でも、本当はそう言って先生の怒りを和らげたいんだよね。きり丸が怒られるのがかわいそうだから。
「喜三太、いいから、あっち行こう」
喜三太の暴走を止めるのはいつだって金吾。先生だって喜三太の心遣いが分かっているから怒れないし、でも、なめくじには賛同できないから、きっと金吾のフォローはありがいたいんだろうな。
こんな二人だっては組の普通だよね。
「先生、掃除、終わりました」
ちゃんと役割分担ができている。こんな時に騒がず、ちゃんと庄左ェ門の指示とおりに掃除をしている伊助。偉いよね、伊助。いつだって、しっかり者。みんなは庄左ェ門がしっかり者って言うけど、僕は伊助もなかなかだと思うんだ。
「伊助、ありがとう」
ほら、土井先生だって喜んでる。でも、先生、きり丸が気になって仕方ないんですね。
「三治郎、きり丸がどこで泣きべそになってるか、分かるかい?」
ふふ、やっぱり。先生、気になるんですね。でも、どうして僕に聞くんだろう?
「多分、中庭の南天の前です」
だって、きり丸はいつもそこでべそっかき。だって、そこは土井先生の部屋の前。そこにしゃがみこんでいれば、いつか土井先生に発見されるから。
「行ってみるか」
先生はそう言って出て行った。だけど、南天の前には行かなかった。きり丸が二人に連れられて帰ってきたから。やっぱり、ちょっとべそっかき。こんな時のきり丸は僕達より、ずっと小さい子のように思える。普段は口達者で口ゲンカなら誰にも負けないのに。こんな時は「だって」とか「誰々が」とか、そんなのばっかり。僕だって小さい時はそう言ってたな。
「きり丸、掃除時間だろ?」
「だって、団蔵が・・・」

ほらね、「だって」「団蔵が・・・」。ふふふ、やっぱりだった。「だって」「団蔵が・・・」もそうだし、南天の所にいたのもそうだったんだね。おしりに南天の葉っぱがついている。
「先生は兵太夫から話をきいたんだけどね。きり丸は誰が悪いと思う?」
あっ、今、ちょっと兵太夫を見た。『言いつけんなよ』って。きり丸って自分が悪いときほど、素直になれないんだよね。
「先生、僕が悪かったんです」
団蔵、それは失敗。そんな事、こんな時に言ったらきり丸は余計に謝れないじゃない?そしたら、余計に土井先生に怒られるじゃない?団蔵にしたら不用意な発言だなぁ。
「きり丸、きり丸もそう思うかい?」
あ~あ、拗ねちゃった。先生だってそんな明らかに「きり丸が悪いでしょ」って言い方するから。でも、本当はきり丸だって素直に謝りたいんだよね?だって、きり丸は団蔵の事が大好きだもの。きっと、南天の下で乱太郎やしんべエにもいろいろ説得されて戻ってきたんだもんね。でも、回りがあれこれ言うと素直になれないんだよね。
先生に言おうかな?きり丸に言おうかな?
でも、それはきっと僕の役目じゃない。は組でこんな役をするのは、乱太郎だもの。そして、しんべエだもの。
「きり丸、土井先生、聞いてるよ?」
「先生、さっききりちゃんは団蔵に謝るって言ってました」

やっぱり。やっぱり、そうだった。乱太郎としんべエが間に入ったし、きり丸だって謝りたいんだ。あっ、土井先生、嬉しそう。
「じゃあ、団蔵にごめんなさいって」
そんな言い方したら、きっと謝らないと思うけど。でも、土井先生の立場ではそうしか言えないよね。今日のケンカはきり丸のワガママだもん。だから、きり丸を庇えないもん。いくら、土井先生がきり丸のお母さんでもさ。ううん、お母さんだからこそ、きり丸に謝りなさいって言うんだよね。
きっと、謝れない。でも、大丈夫。だって、相手は団蔵だもん。きっと、上手く言ってくれる。
「きり丸、僕は怒ってないよ。さっさとホームルーム終わらせて、馬、見に行こう?」
「うん!」

う~ん、さすがは団蔵。きり丸もご機嫌が治っちゃった。だって、ケンカの原因は馬だったもの。きり丸が団蔵みたいに馬のお腹につかまって走るの出来るようになりたいって言って、団蔵が無理だって言って・・・。
でも、土井先生はどう言うかな?きっと、きり丸に「ごめんなさい」を要求するだろうな。土井先生、案外、しつこいから。
「きり丸、団蔵が怒ってなくても、やっぱり謝らないと」
ほらね、土井先生、しつこいから。そんなんだから、きり丸、拗ねちゃうのに。もう、団蔵が怒ってないんだからいいのに。これが、いつもの土井先生なんだけどね。
「ごめんなさい!!」
さすがは、しんべえ。みんなをキョトンとさせる天才だよね。きっと、つられてきり丸も言うよ。
「ごめんなさい・・・」
「いいよ」

よかった、これで円満解決。
僕達、は組はそれぞれの役割みたいなのがあって、なにかトラブルがあればちゃんと対応ができる。
ん?あれ?僕の役割ってなんだろう?さっきから僕ってなんにもしていない。あれ?僕ってもしかしてクラス一の役立たず?あれ?あれ?
「三治郎、ほら」
ん?土井先生、これって南天の葉っぱ。さっき、きり丸のおしりについていたやつですよね?
「やっぱり、三治郎はなんでもお見通しだな。さすがはは組の観察眼だ」
ああ、よかった。僕も役にたっていたんだ。なんだか嬉しい。






あとがきです。
今回はなんと!三治郎さんが主役です。
なにかと地味な方にスポットライトを!
でも、きりちゃんファンなので・・・

ところで、お若い方々に質問です。
「テニスの王子様」をご存じでしょうか?
私、最近、姉から借りてDVDでみたのですがあの中の人たちは全員、中学生?
同じ先輩のなかでも同い年に見えませんが・・・
あのなかで中学生に見えるのは主人公の「リョウマ」君と猫っぽい先輩で「エージ」君だけですね。
もしかして、先輩って高校生なのでしょうか?
あと、セイカグって青春学園って名前なのは本当ですか?
誰か教えてください。
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Author:となりのゆっち
忍たまのきりちゃん好きなゆっちが細々としているブログです。
昭和生まれの専業主婦(子供なし)なのですが、こんな私でよければひとつよろしく。
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