かわいいきりちゃん。
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大丈夫ー後ー
「お!カルカモさんがいる」
そんな風に笑って言ったのは夕方に帰ってきた利吉。
それから事情を聞いて大笑い。
「そんな事かぁ。だったら大丈夫だよ。うちのお墓は管理費が高いからせいぜい掃除してくれてると思うよ」
「ホント!!大丈夫なの?」
「大丈夫じゃなかったら管理費、負けてもらえるよ」
「よかったぁ」

弟たちの会話を聞きながら半助は
『そういう問題?』
と、疑問を持ったが口には出さなかった。これできり丸が怖がらなくなればそれでいいと思ったのだ。このままじゃ、夜になっても忘れてくれそうにない。そうなれば何かと大変なのだ。
「きり丸、一番いいのはね、怖いテレビを見ないことだよ!」
「もう怖くないもん!」

この調子じゃ来週も見て、同じように怖がるのだろうと半助は思った。
「本当に怖くない?」
利吉に聞かれて、椅子の上に立ち上がって宣言する。
「俺に怖いものなんてあるもんか!!」
いつだって勢いだけはいい。
「強いなぁ・・・」
「りっちゃんは?りっちゃんは何が怖い?」
「そうだなぁ…レポートの不可かな…」
「不可ってなに?」
「やりなおしってこと」
「大木先生も間違ったところはやりなおしって言うよ」

きり丸は自分の担任を思い出した。大学生の利吉も自分たちとおんなじような事を先生に言われているなんてちょっとおもしろかった。
「やりなおしはキツイよねぇ」
「ねぇ」
「馬鹿なこと言ってないで、夕飯の準備!」

半助が割って入ってきた。
「お兄ちゃんは何が怖い?」
「お兄ちゃんの怖いもの?それはね!」

半助はここで一息ついた。
「俺がやっつけてあげる!!」
椅子の上でポーズをとるきり丸。アニメのヒーローの真似なのだ。
「怖いのはね、怖いテレビ見たきり丸が夜中に泣きだしちゃうことだよ!」
きり丸にとっては失礼な話だった。だけど、利吉は大いに納得し、
「言えるねぇ。近頃、寒いからね」
この季節、夜中に起こされるのはつらいのだ。
「…泣かないもん」
なんだか自信なさそうな否定だった。そんなおチビに半助は笑いながら追い討ちをかける。
「それからね、怖い夢見たらおねしょするでしょ?布団が乾かないんだよ!」
おでこをツンツンと突かれる。だけど、きり丸はこれは元気に言い返した。
「大丈夫!」
「あれ?きりちゃん、えらく自信があるんだね」
「ついこの前、もらしちゃったぁって泣いてたのにさ」

きり丸だって覚えている。あれは悔しいおねしょだった。一回目に起きた時はまだ大丈夫だったのに、うっかり二度寝してもらしちゃったのだ。
「ふんだ!」
「ふんだ!」

利吉の口真似が悔しい。
「今日は大丈夫なようにトイレに行ってから寝るんだぞ」
「行かなくっても平気なの!」
「ダメだよ、布団が乾かないんだよ。最近、曇りばっかりでさ」
「だって、ミッキーマウスのやつがあるから布団は濡れないもん!」

近頃、おねしょシーツを買い替えてもらったのだ。前のは古くなって布団まで被害が及ぶようになったので。今度のはかわいいミッキーマウスできり丸だってお気に入り。
「なるほどねぇ、それで大丈夫なんだ」
利吉は妙に納得した。確かに布団は大丈夫だ。
「うん!!」
満面の笑顔のきり丸。
「あのねぇ、きり丸は一年生でしょ?一年生がおねしょなんて恥ずかしいんだぞ」
おねしょは仕方ないけど、せめて寝る前にトイレに行く習慣はそろそろ付けてほしいと思っている半助は最近、きり丸の意識改革に乗り出しているのだ。「おねしょは恥ずかしい」ときり丸にも思わせるのだ。
「大丈夫!!だって、学校では内緒だもん!」
だけど、この返事を聞いて半助は考えを改めた。
『ちゃんと分かってるんだ…』
きり丸はおねしょで泣く時もあるし、嘘をついてまで誤魔化すこともある。だけど、寝る前のトイレはどうもめんどくさいらしい。まだ小さいし、末っ子のせいで恥ずかしいとかはわかってないのかな?と思っていたが学校では内緒ってことは恥ずかしいらしい。
「ははは、じゃあ大丈夫だね」
一方、きり丸のおねしょなんて全く気にしていない利吉はやはりのんきだった。
「大丈夫!!」
本当に大丈夫かな?そう思いながら半助はヒーローポーズの弟を見た。
「大丈夫!!!」
目が合うとVサインを返してくるのがかわいらしかった。







あとがきです。
きりちゃんちのご先祖様のお墓の管理費は高いようです。
ちなみにうちは安いです・・・
大丈夫だろうか?
今回、自分で書いていて思ったのですが
「きりちゃん達のご両親は一体?」
と、いうことです。今まで考え付かなかったので、触れないようにしてきました。
こういうことは自分で考えないといけないんでしょうが、まったく考えていません・・・・
こんなことでこれから先は大丈夫でしょうか?

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この記事に対するコメント

リクエスト答えてくださりありがとうございます。
私も心霊番組は眉唾ものだと思っています。
テレビのってあからさまにゲストさんたちが反応しているのを見ると
ちょっと盛り下がっちゃいますし・・・^^;
心霊系は夜中にヘッドフォンをつけてサイトめぐりしたりするほうが面白かったりします。

そして今夜のきりちゃんはほぼ間違いなくおねしょでしょうね。
もしくは「ついてきてぇ」といってどっちかのお兄ちゃんを起こしてトイレに行ったりとか?

きりちゃんたちのご両親は海外あたりに仕事の関係で行っているというのはどうでしょう?
【2009/01/29 10:29】 URL | セディール #- [ 編集]


こんにちは~
いつも、ありがとうございます。
心霊番組って本当にセディールさんのいうとおり。あのゲストの人たちはどうにかならないものでしょうか?
そんな大げさな!そんな、こわないやん!!
と関西弁で独り言を言ってしまいます。

そして、きりちゃんもすっかりと元気を取り戻してますが、今夜は大丈夫かな?
自分で書いていて無責任ですね。
ちなみにきりちゃんご愛用のミッキーマウスのおねしょシーツは本当にあるんですよ。
今は生産されているかどうか知らないですが、私は子供の時に使っていました。
それって、30年前やん!!!
すみません。でも、当時はおねしょパンツなんてなかったのでこれに頼るほかは策もない時代だったのです・・・
【2009/01/29 19:00】 URL | ゆっち #- [ 編集]


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